いたばし絶対音感くん  その1②

これまで既成曲しか弾いたことがなかった彼は、いっしょに出演した岩国の子がTVビフォアーアフターの
「TAKUMI」を耳コピしているのを真近で見て変わりました。

 

発表会が終わると・・・いつも岩国の子どもたちの話をするとうれしそうな彼・・・
今度は、自分もテープコピーをやりたい!
パフェルベルの「カノン」を耳コピする!

 

と、お口から・・・
びっくりうれしい出来事でした。

 

そこから、一緒にYouTubeをみながら右手左手・・・
内声も含めてのテープコピーが始まりました。

 

 

すごいお耳で・・・
私が撮ってあげなくても、大変忠実に細かな音までとって
さらに楽譜に書く力もありました。

前に教わっていた先生が、しっかり育てて下さっていました。

 

世の中には絶対音感がある方はいても・・・
その使い方をしらないまま大人になったり、楽譜を書くのは聴音をする時に
たまたま学んでいるだけで、そもそも聴音てソルフェージュって具体的に
どこまでの効果があるものか?

 

実感をしていない生徒さん・・・
先生は熱い思いがあっても・・・お薬飲んで安心しているかのように
時間とテキストをこなしていても勿体ない・・・と言うのが私の方針です。

 

先日、小学校の先生をされているお母様が本気でお嬢様に絶対音感
お稽古をスタートするにあたり
「なんのいいことがあるのでしょうか?」

 

とお尋ねになりました。
自分も絶対音感あるけど、役に立ったと思う事があまりないと言われるのです。

 

実は私も、高3まで自分のピアノの先生に絶対音感があるとわかってもらえず
その使い道を知らないで大きくなりました。

 

彼は、私と出会っていなかったら・・・
「音楽ってこんな世界があるなんて知らなかった」と話してくれました。

 

教室の床に並べた楽譜・・・
ずらりと長い楽譜列車です!

 

私がやりたい曲を自分で耳コピするレッスンをするのは・・・
アレンジや作曲もする人なので・・・(最近のアレンジ記事)
力をつけるレッスンではなくて、「力を生かすレッスン!」 「やりたい!を先延ばしにしないレッスン」
をプレゼントしたいからです。

 

そして、その素晴らしさをたくさん味わってもらえるように「仕掛ける」校長先生だからです。

 

彼のパッフェルベルのカノン・・・早くおきかせしたいです♡

 

 近いうちにご好評頂いている「お父様お母様のためのよいお耳の絶対音感セミナー」を行います。
お子様はご同伴頂けないのですが、ご興味がおありの方はお問合せフォームよりご連絡ください。
平日・週末各1回開催日を決定いたします。 (前回の様子記事)

 

Music&Studioとらいあんぐる
校長 上村晶子